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HOME > 施工事例 > お客様邸建築日誌 > 【10】ふじとモデル③

2010年3月  ふじと台モデルハウスⅢ 建築地

 

次世代へと受け継がれる街並みを提唱する、和大学園城郭都市“ふじと台”。

何百年も後の世でも、この街がヨーロッパの城塞都市のような美しい街であり続ける

ように・・・という願いを込め、進化を続ける新構想都市です。

 

 

やわらかな緑の芽吹く季節。

ふじと台には、たくさんの若葉の瑞々しい香りが立ち込めていました。

公園で4つ葉のクローバーを探す女の子の声が、春霞みの空に吸い込まれていきます。

  

 

そんなふじと台に建つ、モデルハウスの建築状況をレポートしてきたいと思います。

 

 

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3/28(日)  地鎮祭

午前9時半。

モデルオーナー様ご家族にお集まりいただき、地鎮祭を行いました。

 

 

宮司さんが祝詞(のりと)を奏上します。

住所と施主様名、施工業者名(弊社)の名前を読み上げ、「この土地に

新居を建てますので宜しくお願いします」と氏神様に報告します。

 

 

巫女さんにエスコートしてもらいながら、鍬入れを行います。

 

 

 

四方のお清めをします。紙ふぶきが風に舞う光景が綺麗ですね。

 

これから始まる新築工事が、無事に竣工しますように・・・。

 

                                    

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4/10(土) 掘り方

敷地をぐるりと工事用ネットが囲んでいます。

近くの電柱から工事用の電気を引き込んで、いよいよ工事スタートです。

 

 

まずは遣り方(やりかた)と言って、地縄から少し外側に、杭と板とで建物の配置や

高さを決めていく作業をします。

  

 

重りを利用して、正確に長さを測っています。

 

 

その翌日。大きな土の山が出来ていました。これらはトラックで運ばれて、処分されるのだとか。

 

 

基礎の足元はコンクリートで固めますので、そのコンクリートや鉄筋が来る部分の

不要な土を掘り出していきます。

 

 

ポッカリと開いたこの穴に、後ほど捨てコン(基礎の型枠を固定するため、地面に

うつコンクリート)が流されていきます。

 

 

                                                

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4/16(金) 配筋

 

地面からの湿気が上がって来るのを防ぐため、防湿シートが施工されていました。

捨てコンでシートの周りを埋めるようにして止め、その周りを基礎の型枠が囲んでいます。

 

 

当社の基礎はベタ基礎と言って、コンクリートを流すだけでなく、その中にはお客様の

間取りごとに構造計算された鉄筋が配置されます。これが、地震に強い理由の1つです。

 

 

鉄筋はだいたい加工されたユニットの物が使用されるのですが、端っこの方は

熟練の職人さんが、その場で判断しながら手作業で鉄筋を配置していくそうです。

 

 

硬くて丈夫な鉄筋を曲げる機械がこちらの「ベンダー」。

ご覧の通り、約1秒で鉄筋を正確な角度に曲げることができます。

 

数日後。

鉄筋が組み上がりました。この時点で防災センターから検査員が来て、図面通りの

配筋になっているのかをチェックしてくれます。

 

 

よく見ると針金を結んでいるのが分かります。これらは全て手作業で行われています。

 

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4/29(木) 基礎完成

 

型枠の中に、コンクリートを流しい入れます。

 

 

コンクリートの重みで型枠が変形しないよう、しっかりと支えています。

 

 

基礎が完成しました。

当社は床下換気のために基礎パッキンを用いますので、従来の基礎に見られるような

切欠き(通気の為に基礎自体に穴を開けている部分)がありません。

これにより地震の際の強度もアップしますし、見た目もスッキリしていますね。

 

 

基礎から飛び出ている金具は、基礎と土台を接合するアンカーボルトです。

これがないと、地震で基礎と建物がズレてしまうそうです。

 

 

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5/2(日) 土台据え

大工さんによって、基礎の上に家の土台が据えられていきます。

 

 

大引き(床の下地)を支えるのは、金属製のテクノ束。

強度はもちろん、金属製ですのでシロアリ対策もバッチリです。

下地全部が組みあがったら、床板でフタしてしまう前に、防蟻処理を行っていきます。

 

 

翌日には床の断熱材が施工されていました。

 

 

この断熱材は発泡スチロールのような素材で、とても分厚いんです。

カップラーメンの入れ物の厚みでも断熱効果があるのに、こんなに分厚くなくても・・・と

大工さんが笑ってお話してくれました。

 

 

その上から剛板(床板)を施工していきます。

 

 

基礎と土台を繋いでいるのは、アンカーボルト(写真の長いボルト)です。

短くて丸い穴の開いている金具はドリフトピンといって、家の柱を建てる際の接合部材です。

 

 

雨で濡れないように、しっかりとビニールシートで養生して、土台が完成しました。

 

上棟はGW明けなのですが、ふじと台には街独自のルールがあり、祝日に工事をしないように連絡が来たりします。

今回もGW中は作業をしないよう、大工さんが前もって作業をして下さいました。

こうやって、ふじと台の快適な住環境が守られているんですね。

 

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5/6(木) 部材搬入

 

上棟に向けて、テクノビームが届きました。

 

 

まずは北九州から、パナソニック本社のある大阪府の門真に運ばれて、更にトラックに

揺られながら、はるばる和歌山までやって来たビーム達です。

 

 

プレカット屋さんからは、柱などが届きました。

 

 

トラックから、現場の土台上へと部材を移動させます。

 

 

リモコンで自在にクレーンを操り、あっという間に部材が積み上げられていきます。

 

                                                 

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5/8(土) 上棟

 

いよいよ上棟の日を迎えました。昨日の雨が嘘のようにスッキリ晴れた青空のもと、

大工さんたちが朝から作業を開始します。

 

 

お昼過ぎ。大工さんたちの休憩時間に、現場にお邪魔しました。

この時点で、すでに棟木が上がっていました!

パナソニックロゴの入ったテクノビームが、誇らしげに輝いています。

 

 

                                                 

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5/11(火) 瓦・電気配線

 

上棟後すぐに、アスファルトルーフィングという屋根の防水シートが貼られます。

その上から瓦桟(瓦を施工する時に引っ掛ける木材)を施工していきます。

瓦桟材が緑色なのは、コケ・・・ではなく、防腐処理をされているからだとか。

小さな長方形の穴が開いているのは、雨水が溜まって瓦桟の腐食が進む事がないようにとの配慮からだそうです。

 

 

そして瓦を葺いていきます。標準仕様の陶器焼き瓦がドーンと届きました。

 

 

電動梯子で、重い瓦もスイスイと運ばれていきます。

 

 

屋根の斜面を上手に歩いていく職人さん。瓦は1枚ずつ手作業での施工になります。

 

 

1人で作業をすると、この状態になるまで1週間弱かかるのだとか。綺麗に瓦が並びました。

 

 

内部では電気の配線工事が行われていました。

 

 

このホース状の管は、LANケーブルの通り道となるものです。

 

 

まるで人間の血管のように、全ての部屋に張り巡らされる電気ケーブル。

こんなに電気にたよって生活しているんだ・・・と思う瞬間です。

 

 

                                                 

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5/15(土) 防水シート

窓ガラスやサッシも入り、構造体を水気から守る、防水シートが施工されていました。

 

 

室内側から見ると、和紙のように光が透けて見えていますね。

内部の手触りは本当に紙のようなのですが、手で千切ろうと思っても千切ることはできません。

 

 

まだ軒天は施工されていないので、軒を支えるテクノビームを見ることができました。

 

 

                                                 

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5/24(月) 階段など

 

現場では、色んな工事が次々と同時進行していきます。それを段取りしてくれるのは

現場監督さん。いつでもどこでも業者さんと打合せしている姿を見かけます。

 

 

まずは現場に行くとユニットバスが届いていました。いよいよ浴室が入るようです。

 

 

浴室のスペースには、さっそく床が設置され始めていました。

 

 

室内は断熱材がびっしり。指で押してみましたが、パンパンに入っています。

長期優良住宅仕様の家は、これぐらい断熱材が必要なんだとか。

 

 

その傍らでは大工さんが何やら部材を切り出していました。

 

 

分度器と三角定規、そして差金が合体したような道具を使っています。

 

 

切り出した階段の踏み板を、所定の場所に はめていきます。大工さんの腕の見せ所ですね。

 

 

先日まで室内に梯子が掛けられていましたが、今日から階段を施工するとの事で

ちょっとした吹き抜け状態になっていました。

 

 

その頃、もう1人の大工さんは、足場をヒョイヒョイ移動しながら軒の施工に

取り掛かっていました。

 

 

数日後。階段の取り付けもほぼ完了していました。

 

 

軒天が綺麗に施工され、テクノビームや垂木が見えなくなっていました。

 

 

そして夕方7時前。現場を後にする前に、明日の作業も気持ちよく始められるようにと

大工さんがしっかり掃除して下さっていました。いつもありがとうございます!

 

 

 

                                                   

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5/29(土) 外壁

工事用のネットに覆われて、あまり見えない外壁部分。

 

 

ネットの下では、外壁(サイディング)の施工が始まっていました。

胴縁という木材の上に、金具を引っ掛けるようにしてサイディングを止めていきます。

 

 

外壁材と防水シートの間に、胴縁の厚みの隙間ができるので、壁の中に空気が通ります。

太陽の熱で暖められた空気が上昇するのを利用した天然の換気扇。湿気対策バッチリです。

   

 

窓やドアのある場所は、それに合わせたサイズに切り取って、細かく施工していきます。

 

 

そして内部では、大工さんが2人で作業をしていました。

 

 

フローリングの施工中でした。今回のモデルハウスは玄関框の形が少し変わっていますので、

角度や長さを丁寧に測って、隙間が開かないように施工してきます。

 

 

                                                 

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6/17(木) クロス

足場が外され、スッキリした外観が見えるようになりました。

 

 

室内では、クロスの下地・パテが塗られていました。

  

 

パテは大工さんの工事で使用したビスの穴などを埋めていく作業です。

凹凸があると綺麗にクロスが貼れないため、丁寧に作業を進めていきます。

 

 

こちらはメジャーで室内の長さを測っている職人さん。一体何をしているのでしょう?

 

 

クロスの幅は90cmなのですが、室内の壁はメーターモジュール用のボードですので1m

なんだそうです。端から貼っていくと、どうしても継ぎ目が合わないのだとか・・・。

 

 

そのため各部屋の壁の長さを測って、窓の位置(=光の入り方)や間取り(=人の目が向く方向)などを見て、どこに継ぎ目を持って来るのが一番キレイになるのかを、現場ごとに考えて下さっています。なるほど。ここにも職人さんの知識や経験が生かされているんですね。

 

では1m幅のクロスがあれば良いのでは・・・と思ったのですが、職人さんが両手で広げて

天井に貼る作業をする際に、90cm以上あると、ピンと張って作業することが出来ないそうです。

 

                                                 

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6/28(月) 美装

 

養生を剥がし、工事中に出たホコリなどを掃除する作業「美装」が行われました。

1日掛かりで、室内はピカピカに生まれ変わります。

 

 

窓ガラスやバルコニーも徹底的にお掃除します。玄関タイルも磨きますので、

美装時に室内へ入る場合は、玄関の外で靴を脱いで上がる方が良いようです。

 

 

そして美装の翌日。すっかり「新築の家」になりましたね。

モデルハウスの公開は7月中旬を予定しておりますので、もう暫くお待ち下さい!

 

 

                                                 

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7/17(土) モデルOPEN

 

 工事用の白い玄関ドアが外され、

 本物のドアが入りました。

 外構工事も順調に進み、植物が植えられました。

 駐車スペースのコンクリートが固まってから、

 エアコンを取り付けます。

 (それまでは室外機が置けません)

 

 

     ↓  ↓

 

そして、モデルハウスオープン当日。久々の青空のもと、ついに公開日となりました!

こちらのモデルハウスには、家具は置いていません。どんなインテリアを配置するか

お客様自身で想像して、コーディネートしてみて下さいね。

皆さまのご来場、心よりお待ちしております。

※モデルハウスの公開は終了しました。

      ◆モデルハウスの概要はこちら >>ふじと台モデルⅢ

        

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