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2010/10 子育てに適した住空間 (前半)

 

家族の生活の中心は、やっぱり子供や赤ちゃんです。子供の成長に合わせた“住まいのあり方”を考え、まずは簡単なことから初めてみましょう。

       

どの時期にも言えることは、子供と大人が離れすぎずに、時間と空間を共用できることがなによりも大切です。

そのためには、家族のライフスタイルや親の考え方がしっかりと決まっていることが重要になります。

子供の居場所は、親のライフスタイルによってさまざまなスペースの作り方が考えられます。

一般的な考えにとらわれることなく、ライフスタイルに合わせた子供のためのスペース作りを心がけましょう。

 

 

乳児期 (0歳~1歳半)

親の保護の元、安全と生命が保たれる時期

            

リビング脇の和室などを一部屋あけてベビーベッドを置いたり、リビングの片隅に置いて、いつでも赤ちゃんを見守れる体制をつくっておきます。

子供が自由にハイハイしたり、一人歩きを始めると、ゆったりとした空間が必要になります。普段気にならない低い位置にある家具の角や、小さなインテリアグッズなどが、思わぬ危険を招きます。

親の目が届くリビングなどが子供の居場所になりますので、ダイニングやソファなどの家具などの移動、床の清潔を保つため清掃が必要になります。



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幼児期 (1歳半~6歳)

親の保護のもとで、外部との接触が始まる時期

         

新しい友だちや公園デビュー、空・虫・葉っぱ・花など、子供の視野が広がっていきます。

好奇心を伸ばしてあげる意味でも、親の目が届くリビングの片隅に遊び場を設けるなど、キッズスペースを作ってあげましょう。

遊ぶ場所と寝る場所の分離をすることで、小さいときから“空間の意識”を育てることができます。それぞれのスペースで違う動作や作業をすることで、パブリック空間とプライベート空間があることを認知させることができます。


キッズスペースは、小さなラグを敷いて、小さな机、小さなイスなどを置いてあげるだけでOK。リビングの大きなソファは大人の座る場所、小さなキッズソファは子供の座る場所など、子供のスペースがあることで、家の空間に秩序があること、全部が子供のための空間で無いことを教えてあげてください。

 

 

 

 

 

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