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2009/10: 秋を快適に
夏物から秋冬物へ衣替えのシーズンですね。
今月は衣替えや収納のポイントをご紹介いたしましょう!
衣替えに衣類の整理を
秋は衣替えのシーズン。同時に、衣類収納の見直しをするのに最適な時でもあります。
この機会に収納容量に合わせ、衣類の整理をしていきましょう。
◆衣替えをする度に「今年も着なかった」や、 「いつか」「きっと」
「もしかしたら」と思いながらしまっているだけというような服は
ありませんか?
◆3年間着ることのなかった服は今後も着ることはないとか、
またTシャツやYシャツの寿命は2年という目安もあります。
◆着るつもりで何年も着ていない服、今後着ることはなさそうな
デザイン 、サイズの服など、自分なりの処分基準を決めることも
必要です。
◆たんすなどの収納容量にあわせ、思い切った気持ちで
見切りをつけて処分をしていくことが衣類収納術のひとつです。
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衣替えをするときの衣類の準備
夏物で気をつけたいことは汗による衣類のシミです。
衣類に残った汗は、ほんの少しのものでも、確実にシミに
なってしまいます。
表面のチェックだけでなく、衿や脇の汚れも確認してください。
収納前には必ず念入りなお洗濯をしましょう。
②虫干し&乾燥を
湿気は虫食いやカビの原因にもなります。
お洗濯後の洋服・クリーニングから
戻ってきた衣類は、収納前に虫干しをしましょう。
収納後も二週間に一度くらいはたんすやクローゼットの戸を
開けて風を通しましょう。
③収納する場所も掃除しておきましょう
カビがあっては意味はありません。
収納場所もお掃除をしてください。お忘れなく。
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収納場所毎の収納方法のポイント
①クローゼット
適度なゆとりがないと、衿がくずれたり、しわの原因になって
しまいます。
衣類を詰め込みすぎないように注意しましょう。
容量の8分目くらいの収納が目安です。
また、洋服カバーをかける場合(特に長期間かけておく場合)は、
通気性のある不繊布タイプのものを選んでください。
ビニール製のものは避けましょう。
ハンガーは肩のラインに要注目し、洋服の形にあった
ものを選ぶことがポイントです。
②引き出し
衣類の大敵であるカビを生み出す湿気は下の方へと
こもっていく性質があります。
衣類の繊維の種類によって収納場所を決めましょう。
上段→ 絹、カシミヤ、アルパカなどのデリケートな毛織物や大切なおしゃれ着。
中段→ 虫や湿気に弱いウールやその混合織物。ポリエステルなどの化学繊維。
下段→ 綿、麻製品など比較的湿気に強くお洗濯しやすいもの。
また、クローゼット同様に容量の8分目くらいの収納を心がけましょう。
衣類を詰め込んだ引き出しは、通気が悪いため湿気がこもります。
③収納ケース
びったりと閉まるタイプのものなら、防虫剤がいきわたります。
上の引き出しで区分したように収納ケースでも繊維毎にケースも
分けることが大切です。
ケースを重ね、収納する場合は順番も同様にしてください.。
④防虫剤
防虫剤は衣服の上に適量を置きましょう。
防虫剤から出る成分は空気より重いので、自然に上から
下へと下りていきます。
クローゼットのパイプにかけるタイプの防虫剤は、等間隔に
かけるようにすると効果的です。
また、違う成分の防虫剤を一緒に使うと化学反応を起こして、衣類にシミを
つけたり変色の原因になってしまうことがあるので注意してください。
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2009/11: 冬を快適に
冬、暖房された空気が、壁やドア、窓ガラスなどの冷たい場所に触れて
結露する現象がよく見られますね。
健康的に過ごし、住まいを長持ちさせるには結露対策が大切です!
結露の原因は何?
結露は、暖かい空気に含まれる水蒸気が冷たいものに接した
とき、「水滴」になってしまう現象です。
冬場の朝に窓ガラスの内側などにびっしりの「水滴」が付くことは
見た目に不快なだけでなく、建物の構造や断熱性能などを
低下させてしまうこともあります。
また、ダニやカビの発生につながり、健康にも影響を及ぼすかもしれません。
結露が発生しやすい場所は?
結露が発生しやすい場所はいくつかの条件があります。
①湿気が多くて空気がとどまり易い場所
(浴室、洗面室や押入れなど)
②温度差が激しい場所、部位です。
(窓ガラスなど)
結露を防ぐポイント
結露を防ぐには大きく3つのポイントがあります。
①室内の温度と湿度を適度にすること
②部屋毎に大きな温度差をつくらない
③余分な水分を発生させないことです。
このためには、
①暖房器具の設定温度を上げすぎない
(室外との大きな温度差をつくらない)
暖房器具も、火を燃やすタイプ(石油ストーブや
ファンヒーター)は水蒸気を発生させます。
発生させにくい暖房器具は床暖房やエアコンなどです。
②室内の湿度にも気を配り、むやみに湿度を上げる行
為をしないようにします。
室内に洗濯物を干すことや、加湿器を使う場合は注意
③換気を行い空気を入れ替え、また室内の湿気を
出す、窓を開けるなどの自然換気は有効な手段です。
換気扇などで換気を行う場合は、室温の低い部屋側で
換気をすると、暖かい空気が流れ込み、逆に結露の原因となる場合があります。
ご注意ください。
常に水蒸気が発生するキッチンや浴室の換気扇などは
常に回しておくことも効果は上がります。
健康とのバランスを考えて
上記を行えば、ある程度の結露を防ぐことが出来ると思いますが、室内の寒さは
事故や病気につながる場合もあり、また冬場は乾燥してノドや肌に負担をかけます。
風邪などの対策にも湿度は重要です。
健康とのバランスを考え結露対策を行ってください。
こんなところでも結露はおきる
窓ガラスなどのわかりやすい場所以外でも結露が起きる可能性があります。
その場所とは、
①ソファやクローゼット・家具の裏側
②押入
これらは空気が澱みやすく、湿気がこもりやすい場所なのです。
こういった場所で結露が起こるとダニやカビの発生につながり、健康に影響を
与えることも考えられます。
ちょっとした工夫で出来る室内の結露対策
上のような場所で簡単に行える結露対策があります。
①家具は壁から少し離して置きましょう。
空気が家具の裏側に流れやすくしましょう。
②外壁側に家具を置くことはできるだけ避けましょう。
③障子やカーテンと窓ガラスの間は結露が発生
しやすい場所です。
障子、カーテンは定期的に開けましょう。
④室内に置いてある観葉植物や水槽も水蒸気の
発生源です。
これらがある場合は湿度を上げすぎないように
注意してください
⑤室内に洗濯物を干すと水蒸気が発生し、結露と
カビの原因になります。屋外で洗濯ものを干すことが
できない場合は、洗濯乾燥機・浴室乾燥機・除湿機
などを効果的に使いましょう。
⑥押入内に荷物を入れる場合は押し込むのをやめ、適度な
隙間を つくってください。
スノコを敷くことや、収納品を減らすことで、空気が通る
スペースをつくってください。
⑦押入の襖を定期的に開けて、空気を通して入れ替えましょう。
⑧各部屋のドアも定期的に開けて、部屋間の温度差、湿度差を少なくなるように
しましょう。
2009/12:住まいのお手入れ
いよいよ年末です。 大掃除で一年分の汚れをきれいに落とし、新年を
迎えたいものですね! 今月は大掃除にも役立つ住まいのお手入れの
ポイントをご紹介いたしましょう!
フローリングのお手入れのポイント
・水拭きは避けましょう。毎日のお手入れとして、掃除機でゴミやほこりを
取り除き、から拭きで汚れを拭き取りましょう。
・砂は傷の原因になります。ご注意ください。
ください。
また、ワックスをする前に汚れやほこりは取り除いておいて
ください。
・キャスター付きの椅子は傷の原因になります。使用する場合は、
カーペットなどを敷いてお使いください。
貼ると床傷防止に効果があります。
・フローリングの上に熱いものを直接置くことはしないでください。
変色や傷の原因になります。
ワックスなどは滑って事故の原因になる場合があります
ので注意してください。
ビニールクロスのお手入れのポイント
・表面のホコリは、はたきや掃除機で取り除きます。
・直射日光や熱は変色の原因になります。
・手垢汚れは消しゴムを使ってください。汚れがひどい場合は
住まい用の洗剤で落とすことができます。
・シンナーや溶剤は変色や色柄が消える原因になります。
使用しないでください。
・タバコのヤニはガラスクリーナーで落とすことができます。
その後、丁寧に水拭きしてください
布、紙クロスのお手入れのポイント
・はたきなどでホコリを落としましょう。
・汚れのひどい部分は、歯ブラシなどで軽く叩くように擦って
ください。
・水拭きや洗剤、シンナーなどは使用しないでください。
シミの原因になります。
押入れのお手入れのポイント
・梅雨や冬の時期は結露が発生しやすくなります。
戸を開ける、中の物を出すなどして換気、
乾燥を 心がけてください。
・物を詰め込みすぎないでください。湿気が篭る原因になります。
・時々、ふとんや衣類など中のものを出し、
掃除をしてください。
キッチンのカビの原因は?
・キッチンは湿気(水蒸気)の発生場所。調理するとき出る湯気や
流しからはねた水が原因でカビが発生しやすい環境なのです。
・キッチンだけでなく、他の部屋に水蒸気が広がらないよう、
調理だけでなく、炊飯や洗いものなどで水やお湯を使用している
ときには換気扇を回すようにしましょう。
冷蔵庫の中も要チェック!
・ 冷蔵庫に食品などを無計画に詰め込んでいると、
カビがついた食品から他の食品へカビが移り、
劣化も早めます。
チーズ、バター、ジャムなどや、古いパンやごはん、
傷んだ野菜がないかチェックしてみてください。
・冷蔵庫内の水気を無くすこともカビの発生を抑える
ことができます。
・冷蔵庫の中に濡れたままの食器を入れたり、仕切り棚
などに水が付いたままにしないようにしましょう。
キッチン内のお掃除方法
キッチンを掃除するとき、便利で効果的なのはお酢」と
「重曹」です。
どちらも食材として使用できるものですから、安全です。
カビが生えやすいシンク周りや排水口には重曹+お酢を
入れ、発泡が始まったらしばらく放置し、その後熱湯を
流し込みましょう。
冷蔵庫内の掃除はアルコール・スプレーして、キッチンタオルで
拭き取りましょう。 簡単にできます。
また、むやみにハタキをかけるとカビの胞子が飛び散ります。
水やアルコールでの拭き掃除が効果的です。
アルコールは火気や手の荒れなどに注意し、お使いください。
浴室・洗面室のお手入れのポイント
「ピンクのヌメリ」は、黒カビ発生直前の合図
浴室・洗面室の中や置いてある小物に付いている
「ピンク色のヌメリ」。
これをそのままにして置くと、嫌な「黒カビ」が発生
する原因になります。
このヌメリの段階であれば対処も簡単です。
小まめにきれいにふき取るなど掃除を心がけてください。
黒カビになってしまっては、専用洗剤などでないと、とる事は難しくなります。
カビ予防のポイント
①カビにエサを与えない
石鹸かすや人間の垢はカビにとって栄養源になります。
入浴が終わったら、熱めのシャワーで浴室の壁、シャンプーや
石鹸置き場、を洗い流しましょう。
②温度を下げる
その後、気温を下げるため、水のシャワーをかけ、温度を
下げましょう。
③湿気、水分をシャットアウト
あとは床や壁をタオルなどで水分を拭き取りましょう。
④充分に換気を行う
できれば朝まで換気扇を回してください。
最低でも2時間は回すようにしてください。
窓ガラスの普段のお手入れ
週に1度は、窓ガラスの内側と外側についたホコリや汚れを、
ポリバタキかやわらかい布でサッと払っておきましょう。
月に1度、お湯で固くしぼった雑巾でふいておくと、汚れが
こびりつくこともありません。
ガラスクリーナーで落ちにくい汚れは
窓ガラスの掃除でガラスクリーナーではきれいにならない時も
あるかと思います。
そんな時はぬれた新聞紙と乾いた新聞紙を用意しましょう。
まず濡れた新聞紙でガラス面をこすった後、乾いた新聞紙で
拭きとります。新聞紙のインクの油分が汚れを落としてくれます。
なお、窓ガラスのお掃除は晴れの日より、湿気のある曇の日の方が
落書きをされたときは
子供さんが 窓ガラスにシールや落書きをしてしまった。という場合が
あると思います。そんなときこうすれば汚れが落ちやすくなります。
①シールのあとは、マニキュアの除光液かアルコールで拭いてください。
②インクは、ぬれた布にクレンザーを付けて拭いてください。
摺りガラスにはシンナーを使ってください。
③クレヨンは、食用油を汚れの部分につけておいて、しばらくしてから
乾いた布で拭きとってください。
④絵の具はお湯や洗剤液で拭きとってください。