庫裡(くり)とは、お寺の調理場や、住職さんの住居となる建物の事です。ズッシリとした3階建の佇まいは、木造住宅とは思えない程の重厚感です。
お客様インタビュー
庫裡という事で、1階を来客用スペース、2~3階を居住スペースという「3階建」にする必要がありました。他社さんでもプランをして頂いたのですが、担当の方の人柄が良かった事と、家自体に価格以上の仕様が備わっていた事、そして耐震性に優れた工法である事が決め手となり、こちらで建築をお願いしました。営業担当さん・設計士さんとの打ち合せが非常に楽しくて、竣工後、打ち合せがなくなった時に寂しく感じた程です。収納を多く設けたため、部屋が広々として、掃除もしやすいです。家に大勢の人が集まっても十分ゆっくりして貰え、ものすごく使い勝手が良いです。
(和歌山市・T様ご家族)
それではご紹介します!
1F:パブリックスペース
風情のある玄関引き戸。アルミサッシなのですが、見た目、手触り共に和紙のような質感です。
法事後などの食事スペースとして活躍するフリールームです。奥にはミニキッチンがあり、食事の後のお茶やコーヒーを出せるようになっています。
玄関はお客様に気持ち良くご利用いただけるよう、ご家族様の靴は写真左手のファミリースペースに収納できるようになっています。
2F:ファミリースペース
1階から3階まで繋がるエレベーターを使用し、2階のホールへ。
この地区は「防火地域」に指定されているため、一定の大きさを越えるT様邸には、ビルに設置するような大掛かりな火災警報器が取り付けられています。1階で火災が発生すると、火の手が2階へ上がらないよう、階段ホールと居住空間を仕切る部分には防火シャッターが内蔵されています。
(普段は天井の中へ格納されています)
明るい光の差し込む、広々としたLDK。ダイニングテーブルの奥は出窓になっており、時計や小物をディスプレイして楽しめます。
壁面のシステムファニチャーが収納力をカバーしてくれるので、室内がスッキリしています。
カップボードにコンセントが4つあります。生活が始まったら、どこに何を置くだろうか・・・と、図面上では分からない、新生活の様子を考慮して設計していることが分かります。カップボード、パントリーの他に、冷蔵庫上部のデッドスペースを利用した収納も活躍中。
リビングの隣に位置する和室が寝室となっています。クローゼットの他、小さなウォークインクローゼットも設け、室内はスッキリと片付いています。
2F:水まわり
当時6人家族(上の子供さんが現在一人暮し中)だったT様宅の強い味方が、120cmサイズの大型洗面台。家族の人数が多いと朝の身支度も大変ですので、蛇口が2つ付いています。
洗濯物が山盛りになっている所を見せたくない・・・という奥様のご意見に、設計士のアイデアがコラボレートした ランドリースペース。自由設計だからこそ可能な「自分スタイル」です。
3F:キッズスペース
3階には子供部屋が4部屋あります。階段を上がると、まずはホールを利用した書棚が目に入ります。マンガ本から図鑑、勉強資料まで、このホールに集められています。
広々としたお兄ちゃんの部屋。お友達もたくさん呼べそうです。
弟さんの部屋はまだ使用されておらず、遊具などの置き場になっています。
お姉さんのお部屋は、スッキリと片付けられていました。赤のベッドと、可愛いイチゴのカーテンタッセルが女の子らしくて可愛いお部屋です。